介護の職場で出会った男女が結婚にいたるケースは多くあります。お互い介護職として共働きをしている夫婦も少なくないでしょう。結婚相手が同じ介護職だった場合、相手の仕事の内容をある程度把握できているため、仕事での苦労を共有できるというメリットがあります。介護職は日々忙しく、体力やメンタル面でも疲れを感じてしまうことも多くあります。施設によっては夜勤もあり、ストレスを感じ疲弊してしまうことも少なくありません。しかし、結婚相手も介護職だった場合、その苦労を互いに労うことができます。真摯になって相手の苦労を受け止めることができるのは介護職として働く夫婦のメリットといえるでしょう。
介護職で共働きだった場合のメリットがある一方で、デメリットもあります。それは、子供ができた時に起こる問題です。それまでは、互いに夜勤があっても問題なく働くことができましたが、子供ができた場合どちらか一方は家で子供のお世話をすることになります。互いの夜勤が被ってしまった際、子供の面倒を見る人がいないという事態が起こってしまうのです。ではその場合、どのように対処するべきなのでしょうか。一番に考えられる策としては、どちらかがデイサービスなど日勤で働ける職場に転職するという方法があります。夜勤手当など収入が減ってしまう心配はもちろんありますが、それは一時的なものです。介護職は、キャリアを積み重ねることでより上の資格を目指すこともできるので、収入アップも期待できます。このように互いに協力し合い、高みを目指せるのは、介護職として共に働く夫婦のメリットでもあるのです。